原油価格の高騰や石油・ガスの探査・生産にかかるコストの増大に伴い、石油・ガス会社は、より良い予測を行い、掘削する油井からより多くの石油を取り出すために、これまで以上に先進のコンピュータ・シミュレーションやコンピュータ・モデリングに依存するようになっています。企業が競争力を維持するためには、数え切れないほどのITリソースが消費されます。しかし、未だ多くの石油会社では、ソフトウェアの使用状況を計測し、管理し、最適化することの重要性を軽視しています。その結果、不必要な支出が発生し、ITリソースの無駄につながっています。さらに、ITリソースの綿密な監視を怠ると、企業の全体的なビジネスパフォーマンスに影響を与えるのです。
ここでは、ソフトウェア使用状況の計測のメリットについて紹介します。ここで取り上げられているビジネスケースは、バーリントン・リソース社の経験に基づいています。2002年から2005年までの経過を見ると、ソフト稼働を効果的に計測し、重要な施策をとることで驚くべき結果が得られています。